シーケンス制御で使用するa接点、b接点、c接点とは?違いや記号についても詳しく説明!

2021年6月23日

シーケンス制御を初めて勉強する時にa接点、b接点、c接点はよく聞くことがあるかと思います。

これらを組み合わせていき、動作させていくのでシーケンス制御をする場合必ず理解しておかなければいけません。

今回はシーケンス制御接点の基本、a接点、b接点,c接点について詳しく説明していきたいと思います。

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a接点の動作と記号

【a接点】

通常接点が開いていて、動作すると閉じる接点のこと

下記がa接点の動作説明と押しボタン、電磁リレーの図記号となります。

a接点は『メーク接点』『ノーマリーオープン(NO:Normally Open)』とも呼ばれます。

動作としては通常の時は開き、動作すると接点が閉じて電流が流れます。

下記がa接点で押しボタンと電磁リレーを動作させた時のランプの状態です。

【a接点動作(ランプ接続時)】

通常の場合はランプ『消灯』、動作させることで接点が閉じてランプは『点灯』

また、電磁リレーの場合は、コイルに電流を流すと電磁石の力で接点がONとなる構造なので、押しボタンでいうと、『ボタンを押す動作=コイルに電流を流す』となります。

a接点はその負荷に電流を流して動作させたい時に使用します。
上記の押しボタンのように『NO』または『図記号』などで記載してあるので間違わないように配線してくださいね。

関連記事:『リレー仕組み徹底解説!基本動作教えます』

b接点の動作と記号

【b接点】

通常接点が閉じていて、動作すると開く接点のこと

下記がb接点の動作説明と押しボタン、電磁リレーの図記号となります。

b接点は『ブレーク接点』『ノーマリークローズ(NC:Normally Close)』とも呼ばれます。

動作としては通常の時は閉じ、動作すると接点が開いて電流が流れません。

ですので通常状態で電流が流れているということです。

下記がb接点で押しボタンと電磁リレーを動作させた時のランプの状態です。

【b接点動作(ランプ接続時)】

通常の場合はランプ『点灯』、動作させることで接点が開いてランプは『消灯』

b接点は動作すると接点が開き、電流が流れているのを止めるので回路では停止の時によく使用しますよ。

関連記事:『シーケンス制御回路で主によく使われる旧JIS(図記号)と新JIS(図記号)をわかりやすく紹介!』

c接点の動作と記号

【c接点】

a接点とb接点を1つに合わせた接点のこと

下記がb接点の動作説明と押しボタン、電磁リレーの図記号となります。

c接点は『切替接点』『トランスファ接点』とも呼ばれます。

動作としては1つのスイッチの中にa接点とb接点の両方をもった接点構成となっているので、2つの回路を切り替える場合に使用します。

押しボタンを押した場合、2つの回路を切り替えた動作が下記のようになります。

【c接点動作(ランプ接続時)】

通常の場合、b接点側に接続しているランプが『点灯』、動作させることでb接点側が開き、接続しているランプが『消灯』し、a接点側が閉じ、接続したランプが『点灯』

このように通常はb接点側(NC)に接続されているのが、動作後はもう片方のa接点側(NO)に切替わっているのがわかるかと思います。

c接点でよく使用する例としてはインターロックをかける場合などによく使われます。
動作すると同時にその回路がONしないようにするわけです。

関連記事:『【シーケンス制御の基本】自己保持回路とは何?動作順序をつくるには組み合わせるだけ!?初心者向けに解説!』

まとめ

✔a接点

通常接点が開いていて、動作すると閉じる接点のことで『メーク接点』『ノーマリーオープン(NO:Normally Open)』とも呼ばれる。

✔b接点

通常接点が閉じていて、動作すると開く接点のことで『ブレーク接点』『ノーマリークローズ(NC:Normally Close)』とも呼ばれる。

✔c接点

a接点とb接点を1つに合わせた接点のことで『切替接点』『トランスファ接点』とも呼ばれる。

以上。この3つの接点は理解できましたか?シーケンス制御する場合はこの3つの接点を使い分けることで制御回路を組むことができます。

シーケンスでは一番基本となる部分なのでしっかり理解しておきましょう。

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