ラダー図でのフリッカ回路について
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フリッカ回路は生産工場の場合、異常が起こった時にランプを点滅させて知らせたり、他にも身近で言えば信号機などでもよく使用されています。
フリッカ回路を作成する機会は多いので初心者がまず最初に悩む部分ではないかと思います。
よく使う回路なのでしっかり覚えておきましょう。
今回はラダー図(三菱Qシリーズ)でのフリッカ回路について解説していきたいと思います。
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フリッカ回路とは
【フリッカ回路】
一定時間交互に出力がON/OFFを繰り返す回路のこと
生産工場の機械トラブルでランプが点滅しているのを見たことはないでしょうか。
機械トラブル時はランプを点滅させることで作業者にわかりやすく知らせることができます。
このランプを点滅させる時に使う制御回路が『フリッカ回路』となります。
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生産工場ではランプ(出力)を使ったフリッカ回路が一番よく使われるのではないかと思います。
ではわかりやすくランプを使ったフリッカ回路を紹介していきますね。
関連記事:『トータルカウンタとプリセットカウンタの違いとは?』
タイマーを使ったフリッカ回路
下記が機械の異常で1秒づつ交互にランプをON/OFFさせる場合のフリッカ回路となります。
![](https://syouraibochibochi.com/wp-content/uploads/2022/06/フリッカ回路.png)
下記がタイミングチャートです。
![](https://syouraibochibochi.com/wp-content/uploads/2022/06/フリッカ回路-4.png)
X0の異常が出ている間は1秒間隔でY1のランプがON/OFFを繰り返し、X0の異常をリセット(OFF)するとフリッカ回路が停止するプログラムとなっています。
【回路説明】
X0のa接点が閉⇒T0がONとなり計測開始⇒タイムアップでT0(タイマ)のa接点が閉となりT1(タイマ)が計測開始⇒Y1がONとなりランプ点灯⇒タイムアップでT1がON⇒T1のb接点が開となりT0がOFF⇒T0のa接点が閉から開となりT1とY1がOFFでランプ消灯⇒T1のb接点が開から閉となり再度動作を繰り返す。
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このようにタイマーを使ったフリッカ回路を紹介しましたが、他にも『特殊リレー』を使用してつくることもできますよ。
関連記事:『【三菱】PLCのラダー図で使用するタイマの使い方は?回路例も紹介!また他にも4種類ある!?詳しく解説!』
特殊リレーを使ったフリッカ回路
【特殊リレー】
シーケンサ内で仕様が決まった内部リレーのこと
下記が特殊リレーを使ったフリッカ回路とタイミングチャートとなります。
![](https://syouraibochibochi.com/wp-content/uploads/2022/06/フリッカ回路-3.png)
前述で紹介したタイマーを使った回路と同じで異常が出ている間は1秒づつ交互にランプをON/OFFさせるフリッカー回路となります。
特殊リレーは他にもSM409(0.01秒クロック)、SM410(0.1秒クロック)、SM411(0.2秒クロック)、SM412(1秒クロック)などがあるので状況により使い分けるようにしましょう。
※三菱Qシリーズでの特殊リレーとなります。
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特殊リレーを使うとステップ数も少なく、わかりやすくなるのではかと思います。
私がフリッカ回路をつくる場合はこのように特殊リレーを使うことが多いですね。
どちらでも問題ないので使いやすい方を使うようにしましょう。
関連記事:『【三菱】PLCラダー図のカウンタの使い方!実際の回路例も交えて分かりやすく紹介!』
まとめ
✔フリッカ回路
一定時間交互に出力がON/OFFを繰り返す回路のこと
✔フリッカ回路の作成方法
・タイマーを使ったフリッカ回路
・特殊リレーを使ったフリッカ回路
【独学で取得したい方】
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