電験3種取得後はどんな仕事があるの?取得するなら今すぐに始めた方がいい理由
電験3種取得後は一体どんな仕事があるのか分かりますか?
目指すべき目標がないとなかなかモチベーションも上がらず、勉強に身が入らないですよね。
今回はこれから電験3種取得を目指す方やなかなかモチベーションが上がらない方の為に少しでもやる気になってもらえるようにいろいろ紹介していきたいと思います。
【独学で取得したい方】
電験3種取得後はどんな仕事があるの?
・電気保安協会の仕事に就ける。
・工場やビルなどの電気主任技術者として仕事に就ける。
・工場の設備保全や電気工事、ビル管理などの仕事に就ける。
電気保安協会の仕事に就ける
【電気保安協会】
電気を保安する機関で、主な仕事は電気設備を定期的に保安点検を行う。
こうした機関に転職するにはまずは『電験3種』の資格が必ず必要となるので取得をぜひ目指してもらってまずはスタートラインに立ちましょう。
取得しない事にはまず何も始まりません。
ただこの保安協会は地域によって違いますが、40歳未満なら資格があれば未経験でも募集はあります。
その代わり給料は少し安いですが、勤める事で技術を身につける事ができますし、昇給ももちろんしていき、またなんと言っても不況に左右されないので入社する事で安心感はかなり得られると思いますよ。
工場やビルなどの電気主任技術者として仕事に就ける
【電気事業法第43条】
事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、主務省令で定めるところにより、主任技術者免状の交付を受けている者のうちから、主任技術者を選任しなければならない。
上記のように電気主任技術を選任しなければならないことが法令で定められています。
この電気主任技術者になるのに『電験3種』という資格が必要なのです。
求人票など確認したらわかると思いますが、電気主任技術者募集の求人はいくつかあると思いますので確認してみてくださいね。
この電気主任技術者で経験すると実務経験としてカウントしてもらえるので、資格取得+実務経験有でかなり転職に有利となりますよ。
また実務経験5年で『電気管理技術者』となり個人事業主として働いていけるのです。
私の知り合いは電気主任技術者になり5年経験後に電気管理技術者として独立しました。
その人は高齢になり引退していく管理物件をいくつか譲り受けて、周りに実際の作業を教えてもらいながら日々頑張っていますよ。
このようなチャンスに巡り合うにはまずは『電験3種』を取得しないと何も始まらないのでまずは取得から初めてみてくださいね。
⇒電気管理技術者については『電気主任技術者すぐなれる!?電気管理技術者との違いとは?』で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。
工場の設備保全や電気工事、ビル管理などの仕事に就ける。
●工場の設備保全:工場の機械を安全に動かす為に、点検や修理を行う仕事
●電気工事:あらゆる建物に電気の設計をしたり、施工をする仕事
●ビル管理:ビルなどの建築物を安全に快適に過ごせるようにビルの設備をメンテナンスするのが、主な仕事
電験3種を取得する事で上記のような仕事に就けやすくなります。
電気の知識を持っていて、努力ができる方と認められ、転職の際の書類審査などは通りやすくなるはずです。
これらの仕事は『電気の知識』が必ず必要となり、未経験でも電験3種を取得しておけば持っていない方と比べて差がつくのは明らかですよね。
特にビル管理などで電験3種は『3種の神器』と呼ばれていて重宝されます。
年配の方が多く、仕事内容も場所にもよりますが、ビルを維持管理していき、不具合箇所が見つけると基本外注に仕事を依頼していきます。
簡単な修理の場合のみ対応となるので基本そこまでハードではありません。
電験3種を取得しておく事で、このような仕事に就けるチャンスが広がりますよ。
取得するなら今すぐに始めた方がいい理由
・電験3種を取得するにはかなりの時間がかかる
・電気主任技術者にならなくても電気の知識が身につく
・若い時に取得すればするほど道が開ける
電験3種を取得するにはかなりの時間がかかる
●数学の基礎知識がある人:2年
●数学の基礎知識がない人:3年~5年
大体取得にこのぐらいの期間がかかると考えておいた方がいいですよ。
中には電験スパイラルにはまってしまって10年も取得するのにかかる人もいるぐらいなので電験3種をいざ取得しようと思ってもなかなか取得できません。
年をとってしまうと記憶力がさらに低下してしまいます。
ですので取得しようと思った時にすぐに勉強を始めてください。
これぐらい難しい資格を取得して損はないはずです。
電気主任技術者になれなくても電気の知識が身につく
電気主任技術者に取得してもなれなかったら意味がないって方がいますが、そんな事はありません。
電気の知識が身につくだけでも自分にとってプラスになりますよね?。
どれくらい電気の知識が身につくかと言うと、第2種、第1種電気工事士の資格が申請により『筆記試験が免状』になるぐらい電験3種を取得すると『電気の知識が身についている』と判断されるわけです。
それだけでも十分取得の価値ないですか?
ですので年をとっているからといって取得を諦める必要はありません。
取得する事で努力が認められ、転職する際にも認めてくれ、思ってもみないような仕事につながる可能性だってあります。
電気の知識がある事がマイナス要因になんてなりません。
是非悩んでいるなら今すぐ取得目指してくださいね。
若い時に取得すればするほど道が開ける
やはり若ければ若いほど電気保安協会や電気主任技術者など未経験でも資格さえ取得していれば、採用されやすいです。
若い時は勉強も頭に入りやすく、気力、体力、時間もあり、早ければ1年で取得できる可能性だってあるはずです。
若い時は他にたくさんやることがあると思いますが、少し将来の為に時間を使ってみてください。
若ければ若いほどチャンスが広がるので、できるだけ早く取得することをおすすめします。
まとめ
電気の知識を増やしたい方は電験3種は取得しておくべきです。
未経験なら取得しても意味ないと言われ諦める必要はありません。
私も電験3種取得に3年間を費やしましたが、よかったと思っています。
取得する事で何かしらチャンスがあるかもしれませんが、取得しない事にはそのチャンスに身を置く事もできませんよね。
モヤモヤと考えていたらあっという間に3年なんて過ぎますから、その考えている時間をぜひ電験3種の勉強時間に使ってください。
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