タコ足配線はなぜ危険なの?詳しく解説!

2021年6月8日

タコ足配線は悪い、危険、などよく言われていますよね。

でもなぜ危険かまではよく知らない方も多いのではないかと思います。

ついついコンセントが周りに少なく、1か所のコンセントから電源をとり、結果気づいたらタコ足配線になっていたって方もたくさんいますよね。

ですので今回はタコ足配線がなぜ危険なのかを詳しく解説していきたいと思います。

⇒PLCやシーケンス制御、電気保全について私が実際使用して学んだものを『電気エンジニアが教える!技術を学べるおすすめ参考書』で紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。

タコ足配線とは

【タコ足配線】

テーブルタップなどを使って、1つのコンセントに複数の電気機器を接続すること

下記のような状態がタコ足配線です。

このようなタコ足配線をよく見かけませんか?
一般家庭でもされている方多いかと思います。
では、なぜこのタコ足配線が危険と言われるのかを説明していきたいと思います。

関連記事:『電気の不具合でよく起こる短絡や地絡、漏電の違いとは?』

タコ足配線はなぜ危険なの?

タコ足配線がなぜ危険と言われるかというと、『定格電力を超過』した使い方になってしまうため危険なわけです。

どういうことかと言うと、このテーブルタップには使用できる容量(定格電力)が決まっていて、この定格電力を超過して使用すると、熱で発火する危険性が高くなってしまいます。

テーブルタップの本体や説明書などにも書かれていますが、一般に『定格電力1500W(15A)』までです。(テーブルタップ接続元のコンセントも1500W(15A))

このことからタコ足配線が危険と言われるのは接続の数ではなく、『使用できる定格電力を超えるか超えないか』になるということがわかるかと思います。

またこの時にブレーカが落ちるから大丈夫じゃないの?って方もいるかと思いますが、一般家庭でのブレーカは20Aとなっているので2000Wぐらいで落ちるようになっています。

ですので、テーブルタップを1500W(15A)少し超えた電力で使用していると、特に古い物だと突然火災が起こる可能性もあるわけです。

では実際にどのようなケースで危険なのかを具体的に紹介していきますね。

関連記事:『電力、電力量、熱量とは?違いについてもしっかり覚えよう!』

タコ足配線の正常な使用例と危険となる使用例を紹介

・定格電力を超えていない正常な使用例

・定格電力を超えている危険な使用例(容量オーバー)

定格電力を超えていない正常な使用例

上記の例ではテーブルタップに接続している合計が1500Wを超えていないので問題はありません。

上記からわかるように合計が1500W未満(定格電力内)であればコンセントに差し込む数が多くなっても問題ありません。

定格電力を超えている危険な使用例(容量オーバー)

【事例1】

上記はテーブルタップに接続している合計が1500Wを超えていて危険な例です。

使用合計が1500Wを超えているので、コンセントやコードが異常加熱し、漏電や火災につながる可能性が高くなってしまいます。

【事例2】

上記では各テーブルタップでの使用電力は1500W未満だが、コンセントは同じ所から分岐しているので、その使用電力の合計が1500Wを超えてしまうので異常加熱となり、危険性が高くなってしまいます。

このように、コンセントの差し込み口から他に分岐している場合は分岐先の使用電力にも注意が必要だということがわかるかと思います。

関連記事:『電圧降下とは何?原因や対策など実際の現場で起こった事例も交えて説明!』

まとめ

タコ足配線・・・テーブルタップなどを使って、1つのコンセントに複数の電気機器を接続すること

タコ足配線が危険と言われる理由・・・『定格電力(使用できる容量)を超過』してしまう可能性が高くなり、異常加熱となり漏電や火災につながってしまうため

コンセントやテーブルタップの定格電力・・・1500W(15A)

コンセントの分岐・・・コンセントの差し込み口から他に分岐している場合は分岐先の使用電力にも注意が必要

こちらも一緒にチェック↓

電気保全

Posted by ネバヤン