機械保全技能士1級(機械系)は難しい!?実際に使用した参考書や合格するまでの勉強方法について
機械保全技能士という資格はご存じでしょうか。
普段メンテナンスの仕事をされている方は知っている人も多いですが、まだ始めたばかりやこれから始める方にとってはどのような資格なのかわからないかと思います。
私も恥ずかしながらメンテナンスの仕事をやっていて聞いたことはあるのですが、どのような資格なのかあまり詳しく知りませんでした。
今回会社の方から取得依頼があり、初めて『機械保全技能士1級(機械保全作業)』を受験し、見事合格となったので実際に合格するまでに使用した参考書やまた、どのように勉強したかについて紹介していきたいと思います。
機械保全技能士とは
機械保全技能士とは機械のメンテナンスをするために必要な知識を認定する国家資格のことで機械保全技能検定の学科試験と実務試験の両方に合格した人をいいます。
機械保全技能検定は特級、1級、2級、3級まであり選択作業別(機械系保全作業、電気系保全作業、設備診断作業)に試験が実施されます。
また、等級により実務経験年数が必要となります。
特級:1級合格後実務経験5年以上
1級:実務経験7年以上
2級:実務経験2年以上
3級:実務経験は問わない
この中で今回私は機械保全技能検定1級の機械系保全作業の試験を受験し、合格となりました。
勉強した感じは1・2級もそこまで差がないので実務経験があれば1級取得をいきなり目指してもいいかと思いますよ。
迷う方はこれから紹介する参考書が1・2級がいっしょになっているので実際に勉強してみてから決めてください。
勉強に使用した参考書は?
【学科(1級・2級)におすすめの参考書と過去問】
・『機械保全の徹底攻略 機械系・学科』
・『機械保全の過去問500+チャレンジ100』
【実技(1級・2級)におすすめの参考書】
・『機械保全の徹底攻略 機械系・実技』
学科(1級・2級)におすすめの参考書と過去問
・『機械保全の徹底攻略 機械系・学科』
・『機械保全の過去問500+チャレンジ100』
私は最初に学科の勉強で『機械保全の過去問500+チャレンジ100』だけをしていたのですが、やはりいきなり過去問だけをやってもわからないことだらけだったので『機械保全の徹底攻略 機械系・学科』両方揃えておくといいですよ。
実技(1級・2級)におすすめの参考書
・『機械保全の徹底攻略 機械系・実技』
実技試験はこの1冊だけで合格できました。
個人差はありますが模擬問題もあり、繰り返し勉強をすることで合格は十分狙えるかと思うのでおすすめですよ。
勉強方法や期間、時間はどのくらい必要?
私が勉強した期間は3ヶ月で平日は仕事もあるので1時間程度行い、休日には3~4時間程度勉強していました。
学科試験の勉強方法は『機械保全の過去問500+チャレンジ100』をひたすら繰り返し解いていき、分からない事などは『機械保全の徹底攻略 機械系・学科』やインターネットで検索したりしていました。
実技試験も同じように『機械保全の徹底攻略 機械系・実技』で模擬問題を繰り返し解いていきますが、実技は軸受けや歯車の損傷原因や対策などよく似た部分もあるので間違えやすい部分はまとめておくといいですよ。
今回機械保全技能検定1級の受験でしたが、2級の問題もすべて解いた方が1級に共通する部分もあり、また実際の仕事にも役に立つのですべて解いた方がいいかと思います。
※あくまでも私個人の目安なので1つの意見として参考にしてください。
独学だけでは不安、より知識を深めたい方向け
私は受講したことはないのですが実技試験が苦手な方が『JTEX(職業訓練法人日本技能教育開発センター)』の実技試験対策セミナーを受講し、合格となっていました。
金額は少し高いですが、1級・2級の機械系保全作業、電気系保全作業などいろいろとコースがあるので自分に合うかどうかホームページに詳しく内容が記載してあるのでぜひ確かめてみてくださいね。
技術講座専門のJTEXまとめ
機械保全技能士は難易度もそこまで高くはなく、また需要も多いので人気の国家資格となっています。
私も15年以上設備保全の仕事をしていますが、今回勉強していく中で初めて知ることも多く、かなり知識が身についたのではないかと思います。
設備保全のお仕事に興味がある方、または現在従事されている方などは取得しておいて損はないので機会があるようなら取得しておきましょう。
こちらも一緒にチェック↓