テスターの使い方!実際現場でどのように使われているのかを分かりやすく解説!

2022年11月13日

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テスターの使い方はなんとなく分かるけど実際にトラブル時にどうだったかな~って言う事が、特に初心者の場合には多いかと思います。

電気的トラブルの原因を特定するにはテスターは必ず必要となります。

私も参考書では理解しているつもりなのですが、なかなか最初は現場でテスターを使って判断できませんでした。

ですので今回はテスターを実際どのように使用しているのか、また使い方など詳しく説明していきたいと思います。

⇒PLCやシーケンス制御、電気保全について私が実際使用して学んだものを『電気エンジニアが教える!技術を学べるおすすめ参考書』で紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。

テスターとは

テスタ

テスターとは電圧、電流、抵抗などの測定項目に対応できるように多重目盛りとなっています。
測定の目的にレンジを合わせて測定していきます。
種類としてはアナログタイプデジタルタイプがありますが使いやすい方を使用したらいいですよ。
ですが、デジタルタイプの方が数字表示され測定レンジは自動切換えになっているのでこれから始める方や迷っているならデジタルの方をおすすめします。

関連記事:『絶縁抵抗計(メガー)の使い方を実体験交えて詳しく説明』

テスターはどんな時に使用するの?

・電圧の測定

・導通&抵抗値の確認

・直流電流の測定

電圧の測定

テスターといえば電圧を測定するのは一番基本ですが、最初は正常なのかどうかの判断って難しいかと思います。

経験があればこの電圧の値だとおかしいなどの判断がつくと思いますが、最初はなかなかわかりません。

あきらかに電圧がきていないとわかりますが、トラブル時は慌てているのもあり、この数値を見て最初の時は判断しずらいと思います。

例えば下記のような電磁開閉器(MC)の2次側でU側とV側を測定して190V、V側とW側で200Vの場合だとどうでしょうか。

この場合、UVW間で電圧が違うので『おかしい』と疑ってください。

マグネット(MC)の接点不良やネジの緩み等があり電圧降下となっている可能性も有るわけです。

またそれによりモータが動かなくなるといった原因にもなりかねません。

このように電圧を測定する場合は必ず他の箇所も電圧を確認するようにしましょう。

導通&抵抗値の確認

次に導通確認する場合ですがアナログテスターの場合は『零位調整』をしないといけません。

またその抵抗値によりレンジ選択もしないといけないのでこの手間を考えたらやっぱりデジタルテスターの方がいい!と思うかもしれませんが、初心者の場合導通だけならアナログテスターの方が分かりやすいです。

デジタルテスターだと数値表示となる為判断に迷いやすいので、導通確認であればアナログテスターをおすすめします。

アナログテスターの場合電線など抵抗値が少ない導通検査であれば『Ω×1kレンジ』選択すれば大丈夫ですよ。

『Ω×1kレンジ』選択、『零位調整』は下記のように調整してくださいね。

【実際現場にて導通&抵抗確認する場合】

①電磁開閉器(MC)やリレーの接点が導通になっているかを確認する

接点などはよく焼き付いたりして導通とならない時はよくあります。

この間の修理時にはモーターが全く動かなくて電磁開閉器の導通を下記のように確認した所、導通がなく結果、中の接点が折れていました。

電磁開閉器やリレーの接点はよくトラブルの原因で多いのでこのように接点の導通を最初に確認してみてくださいね。

②シーケンス回路のb接点で導通があるかを確認する時。

シーケンス回路で動かない時b接点に導通があるかを確認する時は下記のように測定します。

参考記事:『シーケンス制御で使用するa接点、b接点、c接点とは?違いや記号についても詳しく説明!』

そうする事で接点が正常かどうかを確認する事ができます。

③モーターの端子U V W間に導通があるか。また抵抗値は適正かを確認する時。

このモーターのU V W間は必ず導通となっています。

導通がない場合はコイルが焼き付いている可能性が高く、モーターは動きません。

また各相間の抵抗値のバランスが悪い場合は過負荷になったり動かない場合もあるので注意してくださいね。

各相間は下記のように導通確認します。

直流電流の測定

テスターで電流値を測定する事は保全をしていて少なく、交流電流はクランプメーターを使用しています。

▼クランプメーターの使い方はコチラをチェック!

ですが、直流の電流値を測定する時にはテスターを使用してますよ。

注意点として、電圧測定時は『並列』ですが電流測定時は『直列』となっていて間違いやすいので覚えておきましょう。

下記のようにして測定します。

テスター使用時の注意点

・極性や測定レンジに注意

・直流電流測定モードで電圧を測定しないようにする

極性や測定レンジに注意

テスタ棒の極性を間違えたり、測定レンジを誤ると指針が逆に触れたり、オーバースケールとなり破損となってしまいます。

極性や電圧、電流の大きさは必ず確認してその値に合わせたレンジを選択してくださいね。

ですが…直流か交流なのかが分かりづらい時があります。

特に古い機械を使用している場合はどっちなのか判断に迷います。

そんな時には『交流の最大レンジ』で測定してください。

もし交流電圧の時に直流レンジで測定すると壊れる可能性があります。

※交流電圧→直流レンジ ×

直流電圧の時に交流レンジだと壊れる可能性はないです。

※直流→交流レンジ 〇

また極性を間違えても整流器の為逆に触れず普通に針が振れます。

なので直流か交流かの判断はできませんが、電圧がきているかどうかは分かりますよ。

最大レンジを使用する理由はオーバースケールを防ぐ為なのでもし測定値が分からない場合は最大レンジから順番に測定していってくださいね。

ちなみに『デジタルテスター』の場合だとオートレンジとなっているのでその心配はなく、また極性が逆でもマイナス表示となるだけなので問題ありません。

直流電流測定モードで電圧を測定しないようにする

直流電流測定モードのまま絶対電圧は測定しないでください。

よくあるのが電流測定モードのまま忘れてそのまま電圧を測定してしまう事が多いそうです。

これは指針の損傷やヒューズの溶断を招くので必ず注意するようにしてくださいね。

まとめ

テスターの使い方を知っているだけでトラブル対応かなり出来ると思います。

まず何か動かない時などは…

電圧があるか?導通、抵抗はあるか?など順番に調べる事で判断できる事多いのでテスターはしっかり使えるようにしてくださいね。

あといつもテスターを持ち歩くわけにもいかないのでポケットに入れて持ち歩ける低圧用の検電器は1つ持っていた方がいいですよ。

検電器とは電圧があるかどうかがすぐに分かる為大変便利です。

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